この記事ではよう実の前園の軌跡を辿っていきます。
よう実2年生編12巻までのネタバレを含みますので、ネタバレしたくない方はブラウザバック推奨です。
まず、始めによう実での前園というキャラはそこまで目立った人物ではありません。9.5巻でようやく認知したという方も多いかも知れません。
それでは前園について見て行きましょう。
本文に行く前にこの記事での要点を表でまとめてみました。
| 要点 | 詳細 |
|---|---|
| 前園の名前が登場する初めての場面 | 4巻「穏やかな日常は突然に」で佐倉が綾小路に相談する際に名前が登場 |
| 前園の初登場 | 4.5巻「さりとて日常に潜む危険性」で堀北の右腕に水筒が装備時に登場 |
| 前園の文化祭での活躍 | 2年生編5巻「波乱の足音」および7巻「文化祭に向けて」でのメイド喫茶の企画の主要メンバーの一人 |
| 前園の暗躍 | 2年生編9.5巻「探り合い」でのクラスの重要な話し合いの主導 |
| 前園の最終的な結末 | 2年生編12巻「綾小路の策略」で退学 |
よう実で前園の名前が初めて出たのは
よう実4巻の「穏やかな日常は突然に」にて初めて名前が登場しました。
船上にて、佐倉がルームメイトとの接し方について綾小路について相談したときに、佐倉の口から前園の名前が登場。
このときに綾小路の前園に対しての印象が述べられています。
前園のことはあまり知らないが、喧嘩っぱやく口と態度が悪い印象だ。
ようこそ実力至上主義の教室へ4巻 穏やかな日常は突然に
よう実での前園初登場回
よう実4.5巻の「さりとて日常に潜む危険性」にて初登場。
綾小路が達が泊まっているマンションが断水処理の日、水がなくて困っているところを前園は櫛田に相談していました。
ちなみにこの時の堀北は右腕に水筒を装備しているシュールな状態です。
水筒をどうにかするために、こっそりと非常階段から移動しているが、運悪く前園の部屋からでてきた櫛田と遭遇する。そのときに前園は櫛田と話しているシーンがあった。
よう実での前園のほんのちょっとした活躍
よう実2年生編5巻の「波乱の足音にて」
文化祭での出し物のプレゼンにて、松下、佐藤、みーちゃん、前園の4人にて、メイド喫茶を割り勘で企画。松下達が堀北にプレゼンしている時は、部屋の外にて、他のクラスが様子を来てもわかるように見張りをしていました。
よう実2年生編7巻 文化祭に向けて
こちらでも松下、佐藤、みーちゃん、前園の4人が集まって話し合いをしています。
橋本曰く、この四人は文化祭に向けてよく集まっていることが言及されている。このときの前園は橋本のことを「橋本君」と読んでおり、距離感は普通だ。
文化祭では前園はメイド喫茶企画の主要メンバーとして働いているのでこの時の貢献度は高いです。
よう実での前園の暗躍？スパイ活動？
よう実2年生編9.5巻 探り合い
池、須藤、篠原、松下、森、王（みーちゃん）、前園、小野寺の合計八人がケヤキモールのカフェに集合していました。
集めたのは前園で集合した理由は、「クラスの今後について重要な話し合い」をするためだ。このことに、他の七人は首をかしげている。
特に松下は、なぜこの八人が集まったのか終始疑問を感じていた。内心でそのように感じている松下だが、その疑問を前園にぶつけることはせず、表向きは友達の誘いに乗っただけの体裁と取ることにしていた。
また松下はケヤキモールのカフェで集まったことに対して、せめて場所くらいは厳選してほしいと思っていました。
入学当初は誰彼構わず噛みつき喧嘩腰、口も態度も悪かった前園だが、徐々に角が取れ落ち着いたようで、少なくともこの場にいるメンバーから今現在煙たがれれる様子はない。
よう実 2年生編9.5巻 探り合い
この時点での前園は上記のような評価で、王（みーちゃん）や佐藤とは親友に近い立場になっています。松下もその仲のよいグループにいるのだが、内心では前園のことを評価していないようです。
8人の集まりの議題
この集まりは、「綾小路は実力を隠しているのでは」というもののようです。
8人はこれまでのことを振り返り、綾小路の勉強能力の高さがOAA以上であることを憶測として結論づけました。
また運動能力においても須藤の話を聞いて、高いということがわかりました。
それらを踏まえた上で前園は綾小路のことを不気味だと思っています。
「もし綾小路くんがその気になったらクラスの誰かを退学させることだって出来ちゃったりして」
よう実2年生編9.5巻 探り合い 前園の言葉
まさかこのように発言した前園が真っ先に綾小路によって退学させられることになるとはこのときは誰も知るよしはなかったですね。
橋本はこの話し合いを聞き耳を立て聞いており、携帯で録音もしていました。
また橋本はこの話しの内容が聞けたことを神室に偶然だと嘯くが、聞いている神室は偶然だとは微塵も思っていない様子です。
橋本はこのときから、もうすでに前園と付き合って、前園を動かしていたことが予測されます。
そして、おそらくですが坂柳の命令で橋本を見張っていた山村もこの集まりについて知っています。
綾小路の暗躍？していたスパイの情報集め
よう実2年生編12巻の「終わらせておくべきこと」で綾小路が動く
綾小路は、山村に教えて欲しいことが一つありました。
この事情について山村との話し合いでは断定した言及はありませんが、おそらく堀北クラスにいるスパイのことをさしているのでしょう。
それでそのスパイは橋本に情報を漏らしている
だが、この時綾小路はまだスパイが誰であるかを断定はできていませんでした。
情報が欲しい綾小路は一番事情に詳しそうな山村を訪ねていたということです。
綾小路の予想通り山村はその事情に関して知っていました。そして、綾小路に日付が12月26日の午後7時にケヤキモールで録画していた動画を見せました。
ただ、この動画だけでは綾小路はスパイのことを断定はできていない。
スパイの断定
そして確証を得るために綾小路は松下に会います。
山村からある程度の情報を聞いていた綾小路はその集まりの核心部分が知りたかった。誰が集まっていたのかを事前に松下に伝えた綾小路。
そのことに驚かされる松下。試されていると思った松下は、綾小路の質問に本気で答えた。
その松下からの情報を得て、綾小路は前園がスパイであることを確信した。
そしてあっさりと前園は退学
よう実2年生編12巻 綾小路の策略
この話しにて見事前園が退学しました。
背信者になったものは嘘をついて、その嘘を代表者に見破られると退学することになっている特別試験です。このことを綾小路は利用し、一ノ瀬に話術で面倒くさい背信者を先になくしてしまわないかと提案します。
それを受け入れた一ノ瀬は背信者に前園を選択します。
前園との1対1の話し合いの場において、綾小路は前園が背信者では無いと疑うそぶりを見せません。
それを好機と捉えたのかはたまた背信者のボーナスである500万に目がくらんだのかはわかりませんが、前園は自分が背信者ではないと宣言します。
その宣言を聞いて綾小路は、前園が背信者であると断言しました。
これによって、前園の退学が決定しました。ちなみに退学が決定したとき前園の挿絵が登場し、彼女の顔が判明しました。最初で最後の挿絵なんでしょうね。。。
おまけ
前園のフルネームは作中に現れずに退学してしまいました。
またよう実アニメの1期において、中間テスト結果の25名にその名はありませんでした。よう実のアニメでは原作とは違いクラスの人数が25名です。
アニメで2年生編をやる場合はどうなるのでしょうか？
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