86 カイエの死亡とその後の物語

86-エイティシックス-に登場するカイエの死亡についてまとめた記事です。

86のカイエについてのネタバレを含みますので、ネタバレしたくない方はブラウザバック推奨です。

カイエ・タニヤの簡単なプロフィール

名前カイエ・タニヤ
パーソナルネームキルシュブリューテ
所属スピアヘッド戦隊第四小隊隊長
特徴黒髪・黒目
出身極東黒種(オリエンタ)

この記事でわかること

  • カイエのプロフィール
  • カイエの死について
  • カイエのその後
目次

86 カイエ・タニヤ

アニメ「86-エイティシックス-」に登場するカイエ・タニヤは、黒髪と黒目が特徴的なキャラクターであり、極東黒種(オリエンタ)の出身です。

彼女のパーソナルネームは「キルシュブリューテ」、ドイツ語で「桜の花」を意味します。

この名前は、彼女の優雅さや美しさを象徴していますが、彼女の運命はその名前が示すような美しいものではありませんでした。

カイエは生真面目であり、物事を実直にこなす性格を持っています。

しかし、彼女は単に真面目なだけではなく、仲間たちとのやり取りの中で見せるユーモア気配りが彼女のキャラクターを一層際立たせています。

彼女のこうした一面は、〈スピアヘッド〉戦隊のメンバーにとって大きな支えとなっていました。


86 カイエの〈スピアヘッド〉戦隊の役割

〈スピアヘッド〉戦隊は、東部戦線第1戦区第1防衛戦隊として配置され、レギオンとの最前線で戦うエリート部隊です。

この部隊は、サンマグノリア共和国全土から集められたベテラン兵士で構成され、隊長は「アンダーテイカー」として知られるシンエイ・ノウゼンが務めています。シンは、冷徹かつ確実に任務を遂行する能力で知られており、そのリーダーシップの下で戦隊は数々の激戦を乗り越えてきました。

カイエはこの戦隊の第四小隊隊長として、仲間たちと共に過酷な戦場で生き抜いてきました。

彼女は、自身の強さと冷静な判断力で小隊を引っ張り、戦隊の中でも信頼を勝ち取っていました。

しかし、その運命は突如として断たれることになります。


86 カイエのお茶目な一面

カイエの魅力の一つは、彼女の生真面目さと共に見られるお茶目な一面です。

戦場という厳しい環境の中で、カイエは仲間たちに笑顔をもたらす存在でした。

お茶目な一面の例

・1つ目

レーナに対し、知覚同調(パラレイド)越しで、

「あなたは処女だな」

と他のメンバーが聞いているにもかかわらずそう言いました。

当然聞いている他の86メンバーは、笑います。

なおカイエ本人に悪気はありません。
その言葉の意味は

世界はお花畑だと思っている女の子みたいというか、傷のついてない完璧な理想を抱いているというか」

と言ったニュアンスが含まれていました。

・2つ目

クレナがシンのことを好きなことを知った上で、からかった反応を見せます。

「シンか?ふむ。悪くないと思うぞ。寡黙なところとか、ストイックでいいな」

当然そのような反応を見せたカイエに、クレナは慌てます。

その様子にカイエは笑いをかみ殺す反応をしました。

生真面目で物事を実直にこなす人が、このように茶目っ気あるのは最高にかわいいですね。
本当にヒロインだと思っていました。


カイエ 死亡の瞬間

しかし、カイエの物語は、そのお茶目な一面とは裏腹に、非常に悲劇的な結末を迎えます。

86での無数の戦いの中の1つにて、カイエは乗っている機体の足を湿地に絡め取られてしまいます

そして、その場所はギオンの戦車型(レーヴェ)が待ち伏せをしていました。

動けなくなったカイエは、無防備な状態でレーヴェの攻撃を受け、その結果カイエは死亡してしまいます。彼女が放った最後の言葉は「死にたくない」というもので、その言葉には彼女の恐怖絶望が色濃く反映されています。

この瞬間は、筆者にとって衝撃的でした。正直、見ていたときは、え?まじ?と絶句しました。


86 カイエの死亡後の運命

カイエの物語は、彼女の死によって終わりました。

しかし、彼女の頭部はレギオンに回収され、脳組織の一部がレギオンに移植されることで、彼女は「黒羊」として再び戦場に現れることとなります。

黒羊」とは

レギオンが自らの寿命を回避するために、死者の脳を中枢処理装置として利用する存在です。通常、レギオンは一定の時間が経過すると自壊(寿命)するように設計されていますが、黒羊はその自壊を回避するために脳を取り込むという恐ろしい手段を用いています。

黒羊となったカイエは、死に際の言葉を繰り返しながら、シンエイ・ノウゼンに「死にたくない」という声を何度も届け続けます。

彼女の声がこのような形で戦場に縛り付けられ、戦い続ける運命は、悲しいという言葉だけでは表現できないです。


86 カイエの存在がもたらす影響

86のカイエの死亡とその後の運命は、物語の中で非常に重要な意味を持ちます。

彼女の死は、〈スピアヘッド〉戦隊のメンバーにとっても大きな痛手となり、彼女がいかに仲間たちにとって重要な存在であったかが浮き彫りにされます。

また、彼女の死後も続く「黒羊」としての登場は、シンエイ・ノウゼンをはじめとするメンバーにさらなる精神的な負担を強いることになります。

カイエの存在は、物語全体において戦争の残酷さを象徴しています。

カイエの死と黒羊としての再登場は、筆者にとっても忘れがたいシーンの1つです。生きてて欲しかったです。


まとめ

カイエ・タニヤは、〈スピアヘッド〉戦隊の一員として戦い抜いた勇敢な戦士であり、仲間たちからも慕われる存在でした。

彼女の真面目さとお茶目な一面が、物語の中で魅力的に描かれていましたが、その命は戦場で散り、死後もレギオンの一部として戦い続けることとなりました。

その運命は、「86-エイティシックス-」の物語における悲劇の象徴と言えるでしょう。

この記事では、アニメ「86-エイティシックス-」で描かれたカイエの死亡とその後の運命について解説しました。

カイエの物語は、アニメだけでなく原作小説でもさらに深く描かれています。興味を持たれた方は、ぜひ原作小説の第4巻以降を手に取ってみてください。カイエの魂の行方を見届けることができるでしょう。

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86-エイティシックス-アニメ公式サイト

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