この記事は死亡遊戯で飯を食うの感想記事になります。
結論
一気に最後まで読める小説です。ちょっとだけ独特な表現を使っていますが、そこも作中の雰囲気と相まって面白さを深めています。
好き嫌いは別れる作品と思いますが、読もうかどうか悩んでいる方には是非読んで欲しいです。
死亡遊戯で飯を食うという作品はそんな小説だと思いました。
死亡遊戯で飯を食うについて
タイトル:死亡遊戯で飯を食う。
著者:鵜飼有志
出版社:MF文庫J
出版日:2022年11月25日
ジャンル:ライトノベル、デスゲーム
死亡遊戯で飯を食うの簡単なあらすじ
『死亡遊戯で飯を食う』は、リスクとサスペンスに満ちたサバイバルゲームを舞台にした物語です。主人公・幽鬼は、過酷な死亡遊戯に繰り返し参加し、その中で生き延びるための技術と戦略を学んでいきます。彼女は様々な挑戦に直面し、人間性や生きる意味を問い直す旅を続けます。
死亡遊戯で飯を食う:感想
最初この小説を読む前は、男性も出てくると思っていました。しかし、最初の数ページで気づきました。
これは基本女性だけの死亡遊戯だということに。その時点で少しだけこのまま読むかどうかためらいました。
なぜなら筆者は基本的には男女比は半々の物語がいいと思っているからです。
といっても、せっかく買ったのだしとりあえずは全部読もうと電車の中で読みました。
結果は、最初の結論で述べた通りです。面白かったです。
それではそれぞれの章ごとに、筆者のまとめた情報と感想を述べて行きたいと思います。
※ネタバレを含みますので、ネタバレをしたくない方はブラウザバック推奨です。
死亡遊戯で飯を食う:ゴーストハウス(28回目)
1巻の第1章でこの28回目と言う表記に驚きました。
死亡遊戯で28回目ともなると主人公はベテランなのかな?と思いながら筆者は読み進めました。
ゴーストハウスでわかったことについて、記載していきます。
死亡遊戯で飯を食う:ゴーストハウスでわかったこと
わかったことについてはですます調などの丁寧な言葉は使っていませんのでご了承ください。
幽鬼を含む6人の女の子がメイド服を着て、死亡遊戯をプレイ。
死亡遊戯では常に撮影をされていて、観客がいる。
死亡遊戯での他のプレイヤーに対するスタンス3種類(幽鬼論)
1.自分が生き残るために利用する
2.無視する。他人とは極力関わらず単独でのクリアを目指す。
3.死なないように助ける
幽鬼のゲームスタンスは、3番の死なないように他人を助けるである。
※ただし、どうしようもない状況だと幽鬼は他人を殺す。
死亡遊戯だが、食べ物に毒が入っていることは基本無い。
※ただし、ゲームの内容によっては食べ物に毒が入っている場合もあるかもしれない。
幽鬼が死亡遊戯をプレイするのはゴーストハウスで28回目。
死亡遊戯での目的は、連勝記録99回を達成すること。
※負けるときは死ぬとき
幽鬼曰く、死亡遊戯での心構えは臆病でいること。
死亡遊戯は初回クリアで300万円が報酬でもらえる。
人が死ぬときは唐突に死ぬし、理不尽な死に方もする。
死亡遊戯は観客がいるため、あらかじめ参加者には防腐処理のようなものが身体に施されている。
死亡遊戯終了後は、身体を修復してもらえる。例え、腕や足がなくなっていても、修復してもらえる。
ゴーストハウスの感想
1巻の1章だけでも死亡遊戯に対してそれなりの情報がありましたね。
極力、ネタバレはしたくないと思っているのでゲーム内容は記載せずに、わかったことだけを記載しました。
詳しいゲーム内容を知りたいと思った方は、是非死亡遊戯で飯を食うを購入して実際に読んでみましょう。
観客についてですがカイジにでてくるような金持ちの道楽を真っ先に思いつきました。恐ろしいですね。
死亡遊戯での心構えが臆病というのは当たり前のような感じがします。しかし、28回もこなしている幽鬼がこの台詞をいうことに意味がある気がします。
死亡遊戯での初回達成の報酬が300万円は少なく感じます。筆者なら参加したくないですね。初回クリア以降値段は上がるんでしょうか?
身体に施される防腐処理については考えただけでもおぞましいです。これを聞いただけでも筆者は死亡遊戯には絶対参加したくないです。
ゴーストハウスについての感想はここまでになります。
死亡遊戯で飯を食う:キャンドルウッズ(9回目)
この話しは1巻の第2章です。第1章より数字が下がっていることに少しだけ驚きました。ただ時系列がバラバラになるなんてことは小説ではたまにありますよね。なので、気にせず筆者は読み進めました。
死亡遊戯で飯を食う:キャンドルウッズでわかったこと
わかったことについてはですます調などの丁寧な言葉は使っていませんのでご了承ください。
幽鬼には師匠がいる。
そして、その師匠曰く、死亡遊戯で殺人鬼とは戦ってはいけないらしい。
幽鬼は、家賃3万5千円のところで住んでいる。
生活能力は無い。
キャンドルウッズでのゲーム衣装はバニースーツである。
ゲーム衣装はゲームによって異なる。
幽鬼の師匠の名前は白士という。
キャンドルウッズ参加で幽鬼は9回目の参加になる。
ただ、幽鬼本人は参加した回数を曖昧にしか覚えていない。
白士はキャンドルウッズで死亡遊戯の参加が96回目になる。
白士は99回の達成を目標としている。
キャンドルウッズの参加者は330人。
白士曰く最大規模のゲーム。
キャンドルウッズ参加時の幽鬼には目標はなく、なんとなく生きているだけである。
そして、そんな自分を恥ずかしいと思っている。
※ゴーストハウス(28回目)参加時には、死亡遊戯で、連勝記録99回を達成するという具体的な目標を持っている。
死亡遊戯には三十の壁というものがある。死亡遊戯でのプレイ回数の話しだ。三十回目付近のゲームで、プレイヤーの生還率が急激に落ちるというオカルトのひとつと言われている。
師匠白士の目標である死亡遊戯の99回達成は、このキャンドルウッズで、弟子である幽鬼の目標となった。
過去最大規模のゲームである生還率は……。
キャンドルウッズの感想
白士の死亡遊戯の参加数が96回って何ですか?やばすぎですね。
9回目の時点では、幽鬼はこれといった目標もなくゲームにただ参加しているというだけなのには少し驚きですね。生き死にを懸けたゲームをなんとなくで9回も参加するのは筆者にはできないです。
この9回目の参加途中に幽鬼の目標が師匠の白士と同じになったのはどういう意味があるのでしょうかね。
また死亡遊戯には30回目の壁というものがあるみたいですね。2巻ではその30回目の壁についての物語になるのでしょうか?
気になるので、2巻も買って読んでみようと思います。
死亡遊戯で飯を食う:ライフタイムジョブ
キャンドルウッズ(9回目)を無事生き延びた幽鬼は、99回死亡遊戯を達成するという目的を得て、力がみなぎっている。
そして、プレイヤーとして生きて、死亡遊戯で飯を食っていくことを決める。
ここでタイトルの伏線を回収して来たのは、綺麗な終わり方でいいなと思いました。
終わりに
『死亡遊戯で飯を食う』は、生き残りを賭けた壮絶なゲームの世界を描いた作品です。登場人物たちが直面する過酷な試練や、彼らの心理描写は読者に強烈な印象を与えます。幽鬼の成長と彼女の周囲の人々との関係の変化は、この物語の核心をなしています。
また、作品全体を通じて見られる死と生のテーマは、私たちに生きることの意味を再考させます。
最後まで読んだ後、多くの人がこの物語に驚かされると思います。それでは、『死亡遊戯で飯を食う』を手に取り、その世界を自分の目で確かめてみてください。
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