小鳩常悟朗の物語-小市民シリーズ 第一話 羊の着ぐるみ-

小鳩常悟朗が主人公

小佐内ゆきがヒロイン

この記事は小市民シリーズのネタバレを含みますので、ネタバレしたくない方はブラウザバック推奨です。

目次

あらすじ

平穏で慎ましい小市民を目指すことを約束した小鳩常悟朗と小佐内ゆきは、無事同じ高校に入学します。小佐内からタルトを買いに行こうと誘われた日、小鳩は校内で盗まれたポシェットの捜索に駆り出されます。

物語の始まり ― 小鳩常悟朗と堂島健吾の再会

物語は船戸高校の受験の合格発表から始まります。そこで、小学生時代の友達である堂島健吾と再会します。堂島は小鳩に「また同じ学校だな」と言います。それを不思議がる小鳩ですが、堂島は「頭を使うことでお前がしくじるとは思っていない」と断言します。その言葉に小鳩は少々面食らいます。

主人公の友達 ― 堂島健吾

堂島健吾に小佐内を紹介し、小佐内に堂島健吾を紹介します。小鳩は小佐内とは中学時代からの友達です。

合格祝い ― 小鳩常悟朗と小佐内ゆきのカフェタイム

小鳩常悟朗と小佐内ゆきは合格祝いに近くのカフェに寄ります。苺のショートケーキをおいしそうにほおばる小佐内。そこで今月は他にも楽しみがあると告げる小佐内。

苺タルトの話 ― 小鳩常悟朗と甘いもの

ある店で春季限定の素敵な苺タルトが出ることを小佐内ゆきは嬉しそうに話します。それを小鳩は興味なさげに頷きます。その様子に小佐内は少しがっかりした様子を見せます。小鳩は小佐内をフォローするように、甘い物がそれほど好きではないことを告げます。

その理由は家中甘い匂いがずっと漂っているからです。

小鳩の家は和菓子屋で、小佐内の好みは洋菓子。さらに小佐内は甘みが強めでバターやブランデーなんかの風味がはっきりわかります。それでいて大味というわけではなく、絶妙なバランスが好みです。

そのことを小鳩が言うと、小佐内の機嫌がもとに戻ります。

小佐内の心配 ― 小鳩常悟朗に対する堂島健吾の印象

小佐内ゆきは堂島健吾がどんな人なのか小鳩常悟朗に聞きます。堂島はお節介な奴で、小市民からはほど遠い存在です。

「小市民たるもの決してでしゃばらず、日々を平穏に過ごし、それを妨げることからは断固として回避の立場を取るべし」

小佐内は、堂島が小鳩に何か面倒ごとを押しつけてくるのではと心配しています。

ポシェット捜索の始まり ― 小鳩常悟朗と小佐内ゆきの協力

ある日の放課後、小佐内がこの前言っていた春季限定の苺タルトについての話を小鳩にします。今日までなので、少しだけ小佐内は焦っていますが、そのとき、小鳩の携帯に電話がかかります。堂島健吾からの相談です。

「知り合いからの頼みを断って波風を立てるまねはしない。それがすなわち」

と言ったところで、小佐内はしぶしぶ待つ選択をします。小佐内の予感は的中しました。

ポシェットの捜索 ― 小鳩常悟朗と仲間たち

頼み事を聞いた小鳩常悟朗は集合場所に到着します。そこには下村、高田、堂島健吾、吉口の四人がいました。堂島からの頼みとは、同級生である吉口(女子)のポシェットが盗まれたので探して欲しいというものでした。

ポシェットの特徴

形: 小さく
色: 深い赤色
肩紐: 小さい
裏地: 白
ポシェットが無くなったのは6時間目の体育が終わった後です。つまり、どこかで無くしたというわけではありません。

探索の分担

堂島健吾: 一階
高田: 四階
下村: 三階
小鳩常悟朗: 二階

堂島に電話をかけた小鳩はそこで待てと言われ、彼と合流します。どうやら高田と電話をしても合流することができず、場所を聞いてもちぐはぐな回答しかしません。

下村は先に帰ったらしいです。

電話中の堂島は高田に外を見ろと言われ、窓の外を見ると手を振る高田がいました。そして、最初に集まっていた場所に集合することにして、電話を切りました。

最初の集合場所でのやり取り ― 高田の手振りの謎

堂島健吾が警察に行ったほうがいいと言ったところで、高田は慌てた様子で「大げさだろ」と言いました。そのやりとりをしているとき、小鳩常悟朗は窓の外でなぜ高田が手を振っていたのかを考えていました。その結果、3人には白い目で見られてしまいます。

そして、場面が変わり、小鳩は小佐内ゆきの待っているところにいました。手を振る理由について謎が解けたとき、目撃者一人の証言で解決すると小鳩は言いました。

この解決編は、推理物の醍醐味なので、ぜひとも自分の目で見て欲しいです。個人的には、面白い推理だなと思いました。

ポシェットが隠された理由についてもしっかりと意味がありました。まぁ、やられたほうはたまったものじゃないと思いますし、ましてや好意を抱くなんてことはないと思いますがね。

推理が終わったときの小山内と小鳩常悟朗の台詞

小佐内の台詞: 「そうやって私たちは穏やかな時間を作り出して」

小鳩常悟朗の台詞: 「完全なる小市民への飛躍を始めるのだ」

小鳩常悟朗と小佐内ゆきは端から見たらどう見ても付き合っているようにしか見えません。

終わりに

小市民シリーズ第一話「羊の着ぐるみ」は、小鳩常悟朗と小佐内ゆきの絆を描いた物語です。彼らの小市民としての生活への努力や友情が描かれています。特に小鳩の推理力と冷静な対応が光るエピソードです。読者の皆様も、彼らの日常の中に隠された小さな謎を楽しんでいただければ幸いです。

次回も引き続き、小鳩常悟朗の物語をお楽しみに!

以下は小市民シリーズのアニメの公式サイトのリンクです。

小市民シリーズアニメ公式サイト

おまけ: 苺タルトについて

苺タルトについてのエピソードで、小佐内達が楽しみにしていた苺タルトを不良が台無しにするシーンは、なんとも胸が痛みましたね。小佐内の「鳩が豆鉄砲を食らったような顔」には思わず笑ってしまいましたが。

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